全国のモデルとなった、個別の指導計画(IEP)
本校の指導の根幹ともいえる「個別の指導計画」とは、生徒自身が取り組みやすい、またその生徒に今必要な、対人面を含めた生活面や学習面などの課題を一人ひとりに目標として設定したものです。作成の際は、全職員がさまざまな角度から生徒の行動を観察し、心理検査の結果と、また保護者の方のご意見も反映させ、個々に合った、よりよい目標を設定します。授業中に個別カードやチェックシートなどを用いる生徒、朝の会の前に対人面の約束事のカードを確認する生徒などもいて、自分の目標に取り組みやすいように工夫をしています。1日の終わりには、全生徒が担任と「振り返りの時間」を持ち、1日の取り組みについて一人ひとり確認しながら生徒に声をかけ、明日につなげていきます。
日常にいかす心理検査
入学をご希望の方には、WISCという心理検査の結果を提出してもらいます。この結果から、生徒が見たり聞いたりして得た情報をどのように処理しているかが分かります。生徒が学校生活の中で苦手さを感じる原因や、どのような支援が有効なのかなど、心理・医療の専門的な立場からの協力をもとに学校生活をサポートしていきます。
個に合わせた学びの計画
多彩なクラス編成
- 少人数制授業の実施
- 習熟度別授業の導入
- TT(ティーム ティーチング)制
複数教員によるサポート
その学びを、その日に確認
明日の学びにつながる「学期目標チェック」
1日の締めくくりとして「学期目標チェック」の時間があり、自らその日の取り組みを振り返り、明日につなげています。
教科書だけに頼らないワークシート
教科担当者による手作りの教材
- 習熟度に合わせた内容・課題の設定
- 生徒の状況に応じた合理的な配慮
- 毎時間、達成感の持てる授業
カウンセリングによる元気サポート
スクールカウンセラーによる相談
- 自信を高める心理相談
- 共に取り組む問題解決